ご相談について

修理のご相談について

受付方針 / 料金の目安 / 安全判断

自転車修理用の工具を柔らかく描いた水彩画

九州の片隅で、一般の自転車店では対応が難しい修理をお受けしています。

ただし、すべての修理をお受けできるわけではありません。

最終的には現物を確認し、修理をお受けできるか判断させていただいています。

Googleフォームから修理を相談する

写真や動画はフォームには添付せず、内容を確認して当工房から返信する際に、必要なものをご案内します。

1. はじめに

この工房では、カーボンフレーム、ホイール、競技機材まわりの修理や相談をお受けしています。

ショップではなく、民家の一室でコツコツ作業している小さな工房です。

そのため、大量の受注や短納期の対応はできません。

一件ずつ状態を確認し、自分が乗るならどうするかを基準に判断しています。

安全に疑問が残る場合は、料金に関わらずお断りすることがあります。

使用者の安全を優先して判断させていただいています。

2. ご相談の流れと写真について

最初のご相談では、Googleフォームから機材と損傷の状況を文章でお知らせください。

Googleアカウントをお持ちでない方にもご利用いただけるよう、フォームには写真や動画の添付欄を設けていません。

内容を確認後、当工房からメールで返信します。その際に、判断に必要な写真や動画をご案内しますので、返信メールへ添付してお送りください。

主に、次のような写真をお願いしています。

写真は明るい場所で、ピントが合うように撮っていただけると助かります。

容量の大きな動画については、必要に応じて共有方法をご案内します。

なお、写真はあくまで最初の判断材料です。正式な修理可否と料金は、原則として現物を確認したうえでご案内します。

3. 修理できない場合があります

カーボンは、見た目だけでは判断できないことがあります。

外から見える傷が小さくても、内部の層に大きな損傷がある場合は修理できません。

反対に、見た目は派手でも、構造として踏ん張っている場合は修理できることもあります。

ただし、安全に疑問が残るものはお受けしません。

特にフロントフォークのブレードは、わずかなクラックでも走行中の重大な事故につながるおそれがあります。そのため、この箇所は原則として修理をお受けしていません。

カーボンコラムについては、損傷の位置や範囲によって内部から補強できる場合があります。ただし、すべてのコラムを修理できるわけではなく、現物を確認したうえで個別に判断します。

何よりも、乗る人の安全を最優先します。

4. ホイール修理について

ホイール、特にバトンホイールやディスクホイールの修理は、フレームよりも慎重に判断する必要があります。

写真だけでは判断できないことが多いです。

振れ、内部損傷、テンションを担うカーボン層の状態によっては、外から補修しても元の状態に戻せません。

どんなに軽症に見えても、振れが出ているホイールは修理をお断りすることがあります。

ホイールは回転体です。

修理によって補修材が加わるため、修理前と完全に同じ重量配分には戻りません。できるだけ影響を抑えて作業しますが、重量バランスの変化は避けられないことをご承知のうえでご検討ください。

5. 自転車以外のカーボン製品について

パラサイクリング用具をはじめ、自転車以外のカーボン製品についても、用途と構造によってはご相談いただけます。

ただし、異分野の機材については経験がないものもあります。荷重のかかり方や構造を理解できること、修理後の状態を確認できることを前提に、現物を見て判断します。

厚み、重量バランス、剛性、空力形状などの変化が、性能や安全に直結するものはお受けできません。

ドローンや航空機のプロペラ、高速回転するブレード、圧力を受ける製品、操舵や制動に関わる重要部品などは受付対象外です。

また、荷重条件や構造を理解できないもの、修理後の性能を確認する方法がないものもお断りします。

6. 塗装について

塗装は、できる限り元の雰囲気に近づけます。

ただし、完全な再現が難しい場合があります。

特に最近流行りのマジョーラカラー、メタリックカラー、特殊なパールカラーなどは、使用された塗料やフレークの入手が困難な場合があり、同じ色を再現できないことがあります。

その場合は、近似色や別の色での塗装、またはカーボンの素材を生かした仕上げとなります。

ロゴ、サイン、細かいグラフィックなども再現できない場合があります。

修理前に、できることとできないことを確認してから作業します。

7. 料金の目安

料金は、補修する箇所数、塗装の有無、作業内容、仕上げ方法によって変わります。

写真をもとに概算をお伝えできる場合もありますが、正式な料金は現物を確認したうえでご案内します。

見積もり内容をご確認いただき、ご了承をいただいてから作業を始めます。

以下は、これまでの修理実績をもとにした現時点での目安です。

カーボンフレームのクラック補修 1箇所 44,000円〜
塗装を含むカーボンフレーム補修 1箇所 55,000円〜
パール、メタリック、特殊色の塗装 要相談
バトンホイール、ディスクホイール補修 1箇所 55,000円〜
カーボンコラム内部補強 25,000円〜
ホイール組み(パーツ代を除く) 1本 10,000円〜

表示価格は、お客さまにお支払いいただく総額の目安です。当工房は適格請求書発行事業者ではないため、適格請求書(インボイス)は発行できません。通常の領収書は発行できます。

2箇所目以降は、補修箇所の位置や工程を共通化できるかによって料金が変わるため、個別にお見積もりします。過去の事例では、塗装込みのフレーム補修で55,000円〜75,000円程度、バトンホイール2箇所補修で66,000円程度のものがあります。

8. 納期について

納期は、作業内容と受注状況によって変わります。

塗装を含む修理は、乾燥や磨きの時間も必要です。

急ぎの修理は基本的にお受けしていません。

標準のお預かり期間として、40日ほどいただいています。

急いで仕上げるよりも、確認しながら進めることを優先しています。

また、体調や本業、案件が混み合っている場合は、受付を止めることがあります。

9. 発送でのご依頼について

遠方からの発送にも対応できる場合があります。

ただし、発送中の破損を避けるため、梱包はしっかりお願いします。

フレームやホイールは、輸送中に破損することがあります。発送前に、機材全体と各部の状態が分かる写真を残しておいてください。

送料はご依頼主負担でお願いしています。

発送前に、必ず事前相談をお願いします。

10. 保証について

修理後は、できる限り安心して乗れるように作業します。

ただし、落車や衝突など、新たな衝撃を受けた後の再破損まで保証することはできません。

修理後も、組み付けトルクを守ること、定期的に確認すること、違和感があれば乗らないことが大切です。

修理は、作業台の上で終わるものではありません。

その後どう使われるかまで含めて、機材との付き合い方だと思っています。

11. 最後に

この工房は、たくさん受けることを目的にしていません。

ご紹介や、これまでお取引のあったお客さまを優先しながら、無理のない範囲でお受けしています。

直せるかどうか。

直すべきかどうか。

そこから、お客さまと一緒に考えていきたいと思っています。

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